デートマナー講座

第1講「レディーファースト」

レディーファーストというマナーがあることはみなさんご存知だと思います。
でも日本の男性にレディーファーストをしてほしい…と言うと、「そんなキザなことできないよ…」「恥ずかしいから無理…」などと言われてしまいます。外国では当然のマナーでも、日本の男性にとってはまだまだレディーファーストはハードルが高いマナーなのでしょうね。
私たち日本女性も、レディーファーストとしてエスコートをしてほしいものの、なかなかレディーファーストをしてくださる男性に出会うこともないですし、またエスコートされても恥ずかしいと思ってしまうこともあるかもしれません。

でも…どのようなマナーも『思いやりの心』なのです。相手を思い大切に思う心を持てば、自然にできることなのです。

例えば、男性が一緒に歩く女性が重い荷物を持っていたら、重い荷物を持つのは当たり前だと思います。ただデートの時に彼女のハンドバックまで持ってあげている男性を見かけますが、ハンドバックは女性の自分自身の荷物です。持って上げる必要はありません。
w ドアを開けて上げることで、女性をスムーズに通して上げることもできます。
エレベーターも女性より先に乗らない降りないです。
エスカレーターは、上りは彼女を前に、下りは自分が前にです。これは女性の安全を考えた乗り方です。
階段や水溜まりでは手を差しのべる。
道路を歩く時には、女性に車道側は歩かせない。レストランでは先に座らせる。景色の良い席に案内する…そうでなければお店を見通せる席に座らせる。
etc.…レディーファーストと聞くとかなりハードルが高く感じますが、実際はそうでもないのです。女性に対する気遣いとやさしさと思いやりの心を持つことです。
女性のみなさんもレディーファーストをしていただいた時には当然と思わずに「ありがとう」とひと言、感謝の言葉をそえてくださいね。
自分にできるレディーファーストから実践してみてくださいね。

ライフ・トータル・アドバイザー 安達和子

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